JF新潟漁業協同組合

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働く人たち

漁師
新潟本所/渡辺さん

● 勤務年数/10年以上  ● ご出身/聖籠町
● お住まい/新潟市
● 好きな食べ物/和食(とくに煮物)
● 嫌いな食べ物/みかんが入っている酢の物

Q. 業務の流れを教えてください

まず競りのための準備、荷捌きと魚並べを行います。競りは朝4時から始まるので、その前にどんな魚があがっているか下見をして全国の相場をチェックしておきます。
次に、お客さんの要望を聞き注文をとります。競人が金額をつけたら先ほどチェックした相場と相違がないかを確認し、相場票を作ります。
競りが終わったら県外の方にも値段の結果を連絡します。(売り案内)とにかく市場との対話が大切です。

Q. 仕事のこだわりを教えてください

企業規模、役職や社会的地位による差異をつくらず平等な競りとなるよう心がけています。

Q. 職員になったきっかけは?

工業高校を卒業したあとプログラマーになりました。しかし、建物の中でずっとPC作業をする環境に疑問を感じたこともあり、3年働いた後退職しました。
そして、漁業に興味があったわけではないのですが祖父が漁師だったことを思い出し、新潟漁協に入社しました。
3年間現場(市場)作業をしましたが、漁師の方が稼げるのではないか?と思い船員になり、新潟漁協に所属する漁師さんの下1年間漁師をしました。
しかし、運営していく大変さを感じて…今後どうするか悩んでいたところ、再び新潟漁協から声をかけてもらい再入社。6年目に漁協の花形ともいえる競人になりました。

競人は組合の人たち(漁師、職員、仲買)の承認がないとなれません。
なぜなら、漁師さんが一生懸命とってきた魚に金額をつけ、それが漁師さんの収入になり、さらには仲買さんたちの収益となるため双方の信頼が必要です。
自分は漁師としての下積みがあったので、ありがたいことに応援してくれる人がたくさんいました。ある漁師さんは、「お前なら任せられる。俺の魚を売ってくれ。」と言ってくれました。
人との繋がり、想いがあって今の自分があります。感謝しかありません。

Q. やりがいは何ですか?

魚が高く売れたときは評価された!という実感があります。
新潟は基本的に、値段を下げていく「下げ競り」です。しかし、魚を見てこれは高値がつく!というのを読み取り「上げ競り」に変えます。ノドグロなどは仲卸さんたちの熱意でどんどん上がり、日本一の高値がついたこともありました。
それと、スーパーで親子が嬉しそうに魚を手にしているのを見たときにもやりがいを感じます。
自分が売った魚だ!とわかるとなお嬉しいです。そして職業病か、必ず値段をチェックしてしまいます。

Q. どんな人が向いていますか?

向き不向きはとくにないと思います。人との出会いが自分を変えてくれたので、誰にでも機会があると思います。


1日の流れ
仕事の日
  • 1:40起床
  • 2:30出社
  • 4:00競り
  • 5:00事務
  • 10:00退社
休日
  • 6:00起床
  • 自由時間
  • 21:30就寝